ホーム > 過去の情報 > 2006年のTOPICS > 「知的財産セミナー2006」報告

「知的財産セミナー2006」報告

”青色発光ダイオード”から学ぶ新規産業の創成

東海支部では、毎年、支部開設を記念して、知的財産セミナーを開催しています。本年度は、産学官連携の成功事例として、青色発光ダイオードの画期的な基礎的研究、その基礎研究を活かした製品開発、そして、それらの知的財産の活用に関して、以下の趣旨の下に、講演会を開催しました。

我が国は、知的財産基本法の制定、知的財産の創造、保護および活用に関する推進計画の策定を通じて、知的財産を用いた新規産業の創造による科学技術創造立国を目指しているところであります。

青色発光ダイオードは、世界に誇る東海発の研究開発であり、その画期的な基礎研究から製品化に至る開発経緯は、まさに、上記の科学技術創造立国を実現した成功事例であります。また、青色発光ダイオードの開発経緯は、知的財産を用いた新規産業の創成および産学官連携の典型的な成功事例と見ることができ、これからの科学技術創造立国に向けて役立つ多くの重要な示唆に富んでいます。
このような観点から、如何にして世界発の画期的研究が成され、その成果が如何にして製品開発に活かされて新規産業の創成へと展開され、その過程において如何にして特許を活用したかを、企業における新規事業の創成、ベンチャー創生を志す中小企業経営者、大学発ベンチャーの起業家、企業や大学の研究者・技術者等を対象として講演しました。

第1部では、基調講演として、「青色発光ダイオードの研究開発について」と題して、豊橋科学技術大学学長の西永頌氏により、青色発光ダイオードの革新的研究を成された赤﨑勇氏の研究成果を紹介し、画期的技術の研究開発においてブレークスルーを実現するには、研究者、技術者にとって何が必要か、これからの日本の研究者、技術者には何が求められるかについてご講演いただきました。

また、第2部では、「青色発光ダイオードの技術開発から製品化について」と題して、豊田合成株式会社常務取締役の太田光一氏により、革新的基礎研究を製品開発に活かすための新規産業の創成には何が重要か、青色発光ダイオードの事業化への経緯をベースに技術経営や産学官連携の観点などについてご講演いただきました。

また、第3部では、「青色発光ダイオードにおいて知的財産の果たした役割について」と題して、豊田合成株式会社知的財産部次長で弁理士の小滝正宏より、青色発光ダイオードの研究開発及び製品化における特許の役割、訴訟で勝ち抜くためには何が必要かなどについて講演しました。

大学、企業、各県の知的財産関係者を中心として、400名程度の参加が得られ、そのアンケートからも、素晴らしい講演会であり、得られるものが多かったとの評判を得ました。。

知財セミナー会場の様子

知財セミナー会場の様子

西永 頌 氏

西永 頌 氏

太田 光一 氏

太田 光一 氏

小滝 正宏 氏

小滝 正宏 氏

1.主  催:日本弁理士会東海支部
2.後  援:中部経済産業局、愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所、(社)発明協会愛知県支部
3.開催日時:平成18年1月27日(金) 午後1時~5時
4.開催場所:ヒルトン名古屋
5.講師及びテーマ

  • 第1部【基調講演】「青色発光ダイオードの研究開発について」
    講師 西永  頌 氏(豊橋技術科学大学学長)
  • 第2部【特別講演】「青色発光ダイオードの技術開発から製品化について」
    講師 太田 光一 氏 (豊田合成株式会社 常務取締役)
  • 第3部【特別講演】「青色発光ダイオードにおいて知的財産の果たした役割について」
    講師 弁理士 小滝 正宏 氏(豊田合成株式会社 知的財産部グループリーダ)

6.聴講者数:377名

7.募集方法

  • 広報チラシの発行(30,000部)
  • ホームページ
  • ダイレクトメール(1092通)
  • 毎日新聞及び中部経済新聞紙上告知
  • 中部経済新聞広告掲載 等

[添付]
1.広報チラシ
2.1月28日付中部経済新聞記事

以上