日本弁理士会が支援した「雄勝硯」に係る地域団体商標出願が登録査定!

日本弁理士会では、宮城県石巻市の要請を受け、東北経済産業局と共に、地域ブランドである「雄勝硯」(経済産業大臣指定伝統的工芸品)の地域団体商標の登録に向けた支援を行っておりましたが、この度、登録査定となりました。


本件は、震災復興支援早期審査を利用した地域団体商標としては 初の登録査定となります。


なお、本支援は、今年5月に宮城県石巻市の亀山紘市長から当会へ、「雄勝硯」の地域ブランドの保護と地域団体商標の登録について支援を要請されたことを受けたものです。


『当市の「雄勝硯」は約600年の歴史があり、全国有数の生産量を誇る硯として知られております。その価値を「地域ブランド」として地域団体商標の登録で保護し、その活用を図ることは、硯など雄勝石に関わる伝統産業の再生復興を志し各種活動を行っている者の励みにもなります。当市としても、「雄勝硯」の地域団体商標の取得に向けた活動は「当市(雄勝地区)が再生復興に向けて取り組んでいる姿」を示せる重要な機会と捉えており、全面的に協力していく考えです。』(支援要請より抜粋)


このような石巻市からの要請、及び東日本大震災により甚大な被害を受けた雄勝硯生産販売協同組合の想いに応えるために、当会の復興プロジェクト本部において全面的な支援を行ったものです。


雄勝硯(おがつすずり)とは

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写真の出典:石巻市HP、東北経済産業局HP


1396年(室町時代)ごろ、既に石巻市内で硯石が産出されていたと伝えられています。応永の昔より名硯として賞美され、以来600年の歴史と伝統が受け継がれています。

雄勝硯の原石は、黒色硬質粘板岩で粒子の均質さ、光沢などから、硯の原石として最も優れた特徴を持っています。市内の山から露天掘りで採石され、国内の硯の90%を供給する代表的な産地です。(宮城県WEBサイトより引用)