日本弁理士会 九州支部





≪支部長ご挨拶≫
 昨年に引き続き日本弁理士会九州支部の支部長を拝命いたしました加藤でございます。
 私ども弁理士にとって極めて重要な時期に、二年間に亘り九州支部の舵取りを任せられましたことに、まずもって大きな責任を感じております。

 先の東日本大震災は、想像を絶する被害をもたらしました。
 お亡くなりになりました方々に、謹んで哀悼の意を表するとともに、困難に立ち向かわれている被災者の皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。
 この災害は、大自然の前での人間の無力さをまざまざと見せつけられましたが、その後の多くの心ある方の様々な支援を見ておりますと、人間が本来もっている優しさやたくましさ、力の凄さの感じざるを得ません。
 私どもも、弁理士として、また日本国民として、自分のできる範囲で、物心両面における最大の支援をしなければならないと考えております。

日本弁理士会 九州支部
平成23年度支部長
加藤 久
 さて、九州支部が管轄します、九州7県及び沖縄県の合計8県は、知的財産の観点で見てみますと、正確な統計は難しいのですが、この地域で生み出される発明は、全国の約1%に過ぎません。逆に言うと、弁理士の努力如何では今後極めて高い成長の可能性を秘めているとも言えます。
 そのような中、今年度は以下の施策を実行し、当地区における知的財産制度の普及と活用を促進する所存です。
第1 今年度の基本方針
 知的財産制度はこのイノベーションを生み出す成長の鍵であり、われわれ弁理士はその知的財産制度の一番の担い手であります。したがって、今の日本の閉塞感を抜け出すために、我々弁理士が果たすべき役割は極めて大きいと言えます。
 このことをしっかりと認識した上で、日本を元気にする原動力となる知的財産制度の担い手の一人として、知的財産への投資を刺激し、知的創造活動を活性化させ、更には産業競争力の強化につながるよう、因習に囚われず弁理士の原点に立ち返って勇気をもって果敢に挑戦します。
第2 具体的施策
 (1)支部地域における知的財産サービスの充実

 とりわけ離島など弁理士過疎地域における知財サービスは殆どなされていないのが実情であり、このような弁理士過疎地域を含め地域全体にわたって、地域の要望に沿った相談会やセミナーの開催を通し知財サービスの充実に努めます。
 (2)知的財産制度と弁理士の認知度を高める
 地方企業における知的財産制度と弁理士の認知度まだまだ低いのが実情です。ということは、ここを攻めればマーケット拡大の余地が十分にあるということであるます。したがって、まずは知的財産制度と弁理士の認知度を高めるためにどのような方法があるかを検討し、実行します。
 (3)お客様の真のニーズを追及する
 九州経済産業局や社団法人九州経済連合会との連携を図りつつ、今まで九州支部として殆ど連絡網が無かった九州地区企業との意見交換会の開催を図り、これによってユーザの求める弁理士像を明らかにし、将来、支部会員の仕事の獲得への足がかりを作ります。
 (4)支部活動活性化のための具体策検討
 九州支部の会員にとっていかなる支部魅力あるものであるかを検討し、全員参加型の活力のある支部活動を目指します。
 (5)関係諸団体との連携強化
 国、県、また市町村との連携を図り、より充実した知財サービスを行います。特に、各県で開催される発明相談会や講演会へは積極的に弁理士を派遣します。
 (6)支部会員同士の親睦
 支部活動のみならず、弁理士活動を円滑に遂行するには、弁理士相互の強い連携が必要であります。昨今の弁理士数の増加に伴い、九州支部会員相互の意思疎通が十分であるとは言い難い状況にありますので、この対策として、総会開催後等に交流会等を開催し、支部会員相互の交流と親睦を図ります。
 (7)支部内規や細則の整備
 引き続き、九州地区の事情に適合する支部規則の見直し及び必要な内規や細則の整備を図ります。
 (8)事務局の強化
 事務処理体制の強化について引き続き検討します。
 以上の次第でございますので、利用者の皆様におかれましては、何卒よろしくお引き立てのほどお願いいたします。また、会員におかれましては、引き続き支部活動に絶大なるご協力のほどお願い申し上げます。
日本弁理士会 九州支部
平成23年度支部長 加藤 久